結局。
結局、考えてもどうにもならんことは仕方ないのだ。
この世がくだらんというだけのことだ。
しかし新潮には直接会いに行きたいのだ。
そして、封筒とか回収して、電車に乗って、
新宿から紀尾井町の文藝春秋社へ改善案を送り届ければ良いのだ。
そうすれば、無駄になるのは電車賃だけなのだ。
面倒臭いのだ。
四谷で降りて、上智大学の学生が年下なのに妙に大人に見える体験をするのだ。
そうしてしばらくなれない道を歩いていくのだ。
文藝春秋社を見つけたら、あの茶色っぽいビルの中へ本当の小説家のようにずかずか入っていくのだ。
小説を持っていれば持ち込みにきたことになるから捕まらないのだ。
ひきこもりの大冒険が幕を開けるのだ。
集団ストーカーがはじめてのおつかいのカメラマンのようについてくるのだ。